介護3

しつこくギャジベッドにこだわるようだが、触れておきたい。
いま、母の介護に一日二回のヘルパーさんを頼んでいる。
当然、私や妻の休みの日には、彼女らと顔を会わせることも多い。
そういう日は、興味をもってその仕事ぶりを見ているのだが、
ある日、意外なことに気がついた。
私がケアマネに教えてもらった、例のV字型に座位を取ってもらう方法、
そうすれば、体が下に下がらないですむという、あのやり方、
ほとんどのヘルパーさんが、それをしないのである。
思い余って、その理由を聞いたところ
「え、そんなことをするんですか?」との返事。
要するに、知らないのである。
ケアマネージャーの一人に、その話をしたら面白い返事が返ってきた。
「いまどきの若いヘルパーだと、知らないかも知れませんね」
「今のギャジベッドは、すべて電動式でしょう。電動式だと背中の部分を
上げると、自動的に足の部分も上がるようになってますから。」
「だから、足も上げるのだという意識がないのかも知れませんね」
確かに、私の家のギャジベッドは二十年前のものだから、
電動式ではなく、手動式である。
しかし、上体を上げるハンドルの反対側には、
もうひとつ、下肢部分をあげるためのハンドルがついているのだ。
これは、何のためのハンドルだろうと、考えることをしないのだろうか。
もしかしたら、介護の現場でも、マニュアル型の人間が
多くなってきているのではないか、そんなことを考えさせられた一件だった。

mochituki.jpg

夜、この冬二回目の餅をついた。
我が家では、餅は正月用ばかりではなく、貰ったもち米が尽きるまでは、
つくことにしている。その点、餅つき器は手軽だ。
あっという間に一升の餅ができあがった。
座椅子の上に器用に座ったオリンが、なんだ、なんだと
覗き込んでいた。

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